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プロフィール

玉葱ハンター

Author:玉葱ハンター
・H4年生まれ、秋田県出身。

・手描きイラストは素人の独学でどのレベルまで上達できるかを研究中。
・小説は推理モノのみを読む。
寂しがり屋&テレ屋ですので、宜しければどんどん話しかけて下さい!


・メールアドレス holy.horus◎gmail.com (◎を@に変換)

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02.リンカーネイション

とある、古い山小屋へと立ち寄った。
その最奥、錆付いたドアの向こうに置かれていた、一冊の日記を手に取る。


○月9日

・山からの岐路につく途中、私は右脚を負傷してしまい、この小屋へ一時的に身を寄せることにした。そして、身の毛もよだつ恐ろしい体験をしたのだ。
 この部屋で体を休めていた私に、突如何処からとも無く侵入した何者かが、斧を持って襲いかかってきたのである。
 私は、その人物を殺してしまった。きっとあの場合は、誰しも私と同じ選択をするほか無かった筈だ。

・その人物は、若い女だった。
 女は、まるでこの世の物とは思えないような様相である。全身の皮膚という皮膚が、真紅に染まっていたのだ。健康的な血色から程遠い、毒々しいまでの赤。この女は何者なのだ?

・私はこの部屋の小窓から、女と斧を投げ捨てた。あの女は既に事切れているに違いないだろうが、とても同じ部屋には置いておけない。


○月10日

・あの女との格闘で、右脚の怪我は悪化していた。満足に立ち上がることが出来ない状態である。
 今の私に出来る事と言えば、小窓の向こう側を眺め、私を救出してくれる者を待つ事が精一杯だ。

・ふと、おかしな事に気付いた。
 前日に投げ捨てた女の死体が無い。おそらく、獣が持ち去ってしまったのだろうか。

・女の死体があった地点をじっと注視すると、もう一つおかしなものが目に入った。
 見た事も無い、真紅の花が一輪だけ咲いていたのである。


○月11日

・私はもう限界だ。右脚の激痛に伴い、体が激しい痙攣(けいれん)を起こしている。破傷風だろうか。
 もう、こうしてペンを持つのも一苦労だ。

・窓の外には、昨日見た筈の真紅の花は無かった。しかし妙な事に、窓の外には今朝からまるで私をずっと監視するかのように一羽の鳥が休むことなく飛び回っている。
 定まらない意識の中、窓の向こうを舞う鳥の体色が赤色に見えたのは、私の気のせいだろうか?


○月12日

・先程からこの部屋のドアを、しきりに叩きつけるような轟音が山小屋中に響いている。
 私は見てしまった。窓の外、昨日煩わしく空を飛んでいた鳥の、地面に横たわる、もう赤くない骸を。

・恐らくドアの向こうから、今に真っ赤な体毛を持った禽獣(きんじゅう)の類が私を捕食しにやって来るのだ。
 幸いにも、昨日よりはいささか私の体は回復していた。小型獣と一戦交える程度の余力は、かろうじて残っているだろう。右脚はもう満足に動かないが、腕力は問題なさそうだ。

・しかし、一つ思う事がある。
 今に扉の向こうからやってくる来訪者を私が返り討ちにしたとすれば、次は──



日記はそこで、ぷっつりと途切れていた。そして思い出す。
今日は、○月13日だった。

冷たい気配を感じて、後方を振り向く。

右脚を引きずった赤色の怪人物が、斧を持って歩み寄ってきていた。




*ひさしぶりの更新だぜっ。やっとだぜっ。

うちの母が、物理的なケガで入院しましてね。現在、家の火事と父親の面倒を僕一人が全部背負っている状態なんですよ。あ、またグチっちゃった。
父親って、何で家事を一つもやらんのでしょう? 出来ない、とかヌカしやがるし。 団塊の世代って、みんながみんなああいう風なんだとは思いたくないけど……。

やっぱ僕の場合は、時間に余裕がないとこういう活動って続けられないですねえ。正社員で働きつつもブログ頑張ってる全ての人、心より尊敬させてくれい。

ブログやめちゃったの? ──的な雰囲気をかもしつつも、止めない。それが当ブログでございますです! はい!
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