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プロフィール

玉葱ハンター

Author:玉葱ハンター
・H4年生まれ、秋田県出身。

・手描きイラストは素人の独学でどのレベルまで上達できるかを研究中。
・小説は推理モノのみを読む。
寂しがり屋&テレ屋ですので、宜しければどんどん話しかけて下さい!


・メールアドレス holy.horus◎gmail.com (◎を@に変換)

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『パラダイス・クローズド』 (汀こるもの)

推理小説カテゴリが疎かになってる今日この頃です。
という訳で、本の紹介させて頂きましょう。


パラダイス・クローズド

価格:929円
(2015/6/23 21:52時点)
感想(0件)





講談社の第37回『メフィスト賞』、受賞作ですね。


主人公、と言うか探偵役は二人。双子の美少年兄弟です。煙草アレルギーで喫煙者を親の仇のように嫌う弟。そして水棲生物をこよなく愛する兄。

この兄貴は、放っておけば水族館の水槽を直立不動で半日も観察し続けるという、水棲類に対する愛が果てしない変人。そしてとても不幸な星の元に生まれた可哀想な少年です。
日常何気なく過ごしているだけなのに、彼の意思に関係なく周囲の人間がどんどん死んでいく。勿論、彼が殺したわけじゃないんですが。まあ、事情を知る人間達からは死神のような扱いを受ける訳です。
じゃあ、コナン君なんかはどうなるんだって思いますけどね。

ワトソン役の若き警官と共に、双子はあるミステリー作家の所有する館に招かれるのですが、やはりそこで待ってましたとばかりに殺人事件が起こってしまいます。
クセの強いキャラクター達が織り成す凄惨な物語。はっきり言って、この事件の真相を見抜くのは至難の業です。


文章は上手ですし、登場人物達の会話が割とあっさりしてて、読み進めやすいです。ただ、所々に海の生き物に関する雑学や専門知識に関する記述が見受けられ、事件の推理と平行して理科の授業を受けているような気分になりました。でも、そういう話が好きな人には、ウケるかも知れません。
僕は個人的に好きでした。ちょっと頭良くなったと、勝手に思ってます。


探偵モノの中でも独特の世界観を持つ一冊。
作中の事件のみに集中して読むならば至極単純なストーリーですが、登場人物がここまで曲者揃いだとそうはいきません。直線的な構造はいびつな形に捻じ曲がり、混沌に引き込まれた読者は論理的に思考する事がままなりません。
でもそこがイイ。
さて、あなたならどこまで正常な思考を保ったままで推理が出来ますかね?


僕、表紙の毒々しいヒョウモンダコは、読後に感じる何とも言えない感覚に対する警告だったのかと思いました。
手にとって見ると、案外薄い本。しかし、あなどっちゃあいけねえ。内容は結構な濃度です。

これを読んだ後は、水族館に行きたくなると思いますよ。



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